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《8》【僕のジョボ女簿日誌】 「第一話 学園(エデン)は檻」 (2)ー3 下着

「え?」

僕は彼女の言ったことに理解を示すと、驚愕の表情を浮かべることを自分で抑えられなかった。

「な、何言ってるんだ? すぐに矢行先生を連れてくるから! 待ってて! ね!?」

「行かないで下さい……一人じゃ……怖いんです」

桃瀬は身体を震わせながら、制服の上着の裾を引っ張ったりなんかしてモジモジしている。
彼女の気持ちも分かる。しかし、自分は教師だ。成人前の未熟な若者達を正しく導くものとして、これ以上の行為は道を踏み外している気がしないでもない。

「で、でも……」

「向こうの引き出しに替えの下着が入っているはずです……それを持ってきて下さい。お、お願いします……」

僕の脳内会議なんてお構いなしに、彼女は懇願の眼差しを僕に向けた。
やむを得ない。すぐに渡して、自分はとっとと出て行こう。こうなれば、考えている時間ももったいない。僕は近くにあった引き出しへと向かう。

(あ、開けていいんだよね……?)

開けないと渡せない。当然のことなのだが、僕の理性がそれを止めている。しかし、刻は待ってくれない。

――カチャ……パサッ……ボチャリ……

カーテンの向こうで小さな音が聞こえる。スカートのホックを外して、下ろした音だろう。おしっこが染み込み重くなったスカートが生々しい音を保健室にこだまさせる。

(カッコつけてても仕方ないか……)

上から順番に開けていくと、四列目の引き出しに、無地の下着がずらりと並んでいた。こんなにあるなんて。もしかして、高校生でも失敗してしまう娘は多いのかもしれない。
いや、そんなこと考えてる暇はない。僕は手前の下着を掴むと、素早く引き出しを閉めた。

――シュルシュルシュル……

布地が擦れる音が聞こえる。恐らく田代から受け取ったまま、ここまで持ってきた例のタオルで、自分の秘所を拭いているのだろう。
おしっこを我慢出来なかった、女の子の大切なところを。
何となく声をかけづらく、居心地が悪かった僕の目に入ったのは自分の右手に収められている木綿の布製品。

(女の子の……下着か)

今回の一件に、もし僕にやましい気持ちがあったとしたら。本当にこの一瞬だけだろう。本当は一瞬でも気を抜いてはいけなかったのに。
「いけないもの」を感じ取りたいという好奇心……いや、悪魔の囁きに僕は耳を傾けてしまった。
震える手で下着を目の前まで持ってくると、ゴクリと生唾を飲んだ。いけないことだと分かっていながらも、僕は下着を広げてみた。

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プロフィール

Author:屈辱の湖
周りと違う僕はおかしいのだろうか。
こんな性癖誰にも理解されないのではないか。
どうやって新しいオカズを手に入れればいいのか。
分からぬまま悶々と欲望を募らせていましたがーーとうとう見つけました。僕のたぎる思いを満たすことが出来るのは、

〝少女のおもらし〟だと。

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