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《122》【僕のジョボ女簿日誌】 「第二話 姉弟・接吻(シスター・キス)」(5)ー10 手提

彼女はお尻を振るだけではなく、たまに正面に向き直り、パンツを穿いたままの股間を見せ付けたりしてくる。
〝ここからお漏らししちゃったの……〟と言わんばかりに。

「お願い嫌いにならないで♪
おもらしパンツ あげるから♪
アソコも見せて あげるから♪
写真も撮らせて あげるから♪
お尻もペンペンさせてあげるから
私を嫌いにならないで♪……」

いつまで続くと思われた謎のダンスは、突然にあっさりと幕を閉じた。
僕は何だか凄いものを見てしまったようで、頭が上手く働かずポーッとしていた。シミ姉はシミ姉で、こちらを振り向こうとせず、部屋にはさっきとは打って変わって沈黙が支配していた。
しかし、それはほんの数秒ほど。

「……あ、あばばばば……わ、私、な、何てことを……や、やっぱり、変な感じになっちゃ……」

彼女はさらにポッと頬を赤らめながら、ちらりと振り返ると、身をブルブルと震わせるながら、こちらの様子を伺った後、顔を両手で隠しながらパタパタと浴室の方へと走っていく。

「ちょ、ちょっと待ってシミ姉! い、今の一体何?」

彼女は何も答えず、後には俺と何とも言えない沈黙だけが残された。
……え。え? えぇ?
本当に何だったんだ、今のは。あまりにも幼稚で、あまりにも稚拙な歌とダンス。二十を越えた大人の女性が、お漏らしパンツを履いて腰を動かす様は見応えがあった(?)が、それとこれとは話が別だ。
今のがお漏らし癖を治すのに効果があると、シミ姉は本気で信じているのか。

「…………」

浴室の前まで行くと、中で何かを動かす音、足音、衣擦れの音が静かな室内に大きく聞こえた。おそらく、これから汚れた四肢をシャワーで洗い流すのだろう。
ここにいては何となく気まずいので、玄関前のオシッコの跡を洗い流そうと思った。
といっても、彼女が失敗してから大分時間が経っているので、その殆どは乾いてしまっていた。うっすらと跡が広がってはいるが、気になる人はいるだろうか。

(水でも撒いておくか……)

バケツを取ってこようとドアを閉めようとしたところでふと目に入ったのは、丁度僕の部屋の範囲の壁際に立てかけられていた手提げ鞄。見覚えがある、確かシミ姉がこの部屋に来たときに荷物の中にあったものだ。

(シミ姉のかな……?)

そういえばさっきは話の流れで聞けなかったが、シミ姉はどこに行っていたのだろう。食料品は買い込んであるし、近所に知り合いと呼べる知り合いはいないし(そのはず)、今のシミ姉は殆ど外を出歩くことも少なかったはず。
僕はそのバッグを部屋の中に運んだ。ちょっとした重みがあるから何かが入っていることは確かだ。
悪いと思いながらも僕はジッパーを開き、鞄の中身を確認すると、浴室の中にいるシミ姉へと話しかけてみた。

「シミ姉、そういえば今日はどこに行ってたの?」

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プロフィール

Author:屈辱の湖
周りと違う僕はおかしいのだろうか。
こんな性癖誰にも理解されないのではないか。
どうやって新しいオカズを手に入れればいいのか。
分からぬまま悶々と欲望を募らせていましたがーーとうとう見つけました。僕のたぎる思いを満たすことが出来るのは、

〝少女のおもらし〟だと。

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