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おもらし同人誌レビュー① 【貴方が私にくれたもの/紅洋介(イラスト・おおぬまひろし)】(オリジナル)

おもらし。大小便を漏らすこと。不適切な方法で排泄すること。失禁ともいう。

物心ついてからのおもらしはとても恥ずかしいもの。これを読んでいる誰しもが、子供の頃の消したい記憶として残っているのではないだろうか。
いや、もしかしたら成人して大人と見られるようになってから失敗をしてしまった……そんな苦い思い出を持つものもいるかもしれない。

そんな一般的にはタブーとされている、いわゆる〝おシモ〟の話は社会的に(生理的にも)嫌悪される傾向にあるが、中にはそれらに性的な興奮を持つ者達も存在している。

ーーその一人が自分である。

世間一般では『スカトロジスト』と呼ばれているようだが、自分はどちらかというと「おもらし」や「おねしょ」といったおしっこ関連の文芸作品に多大な興味と愛着を持っているので、自分のことは、
おもらしフェチストーー略して「オモラシスト」と呼んで頂きたい。

前置きが長くなりましたが、屈辱の湖です。

◆◆

この「おもらし同人誌レビュー」とは文字通り、私自身が同人誌即売会で購入した「おしっこに纏わる失敗」を主軸においた作品(2次創作・オリジナル)を自分なりの視点で批評していこうというものだ。

正直自分に文才があると思ったことは無いし、作品を評価出来る立場ではないことも分かっているが、自分には「おもらしが好き」「おねしょも大好き」という絶対的な自信がある。
〝文章力の無さは情熱とエネルギーで補うしかない〟
という思いで、ペンを握ることにした。

さらに前置きが長くなりました、本編へ。

◆◆

記念すべき一作目は『貴方が私にくれたもの/紅洋介』です。

主人公は和泉優希(いずみゆうき)はおねしょ癖があり、それを周りに隠しているが、ひょんなことから知り合いになった女子高生にその秘密を知られてしまう…という、あらすじ。

作者は、紅洋介さん。
イラストはおおぬまひろしさん。
紅さんは『Leak End』というロリ百合おしっ娘が主人公のオリジナル小説をWebサイトを投稿しており、僕も何度か読ませて頂きました。
おおぬまひろしさんは、成人向け漫画雑誌に多数の作品を掲載し、単行本も発行するプロの漫画家さん。特に「いちごちゃん♡ちょろちょろ/ちびっ子たちは夏のにおい」(茜新社)はおしっこマニアの中では有名な一編です。

◆◆

同人誌のことを「薄い本」なんていうこともあるが、今作はおよそ20Pと特に薄い。
文字も細かくないため気軽に読むことが出来る。
しかし、小説の中身はかなり濃い。

いきなり可愛い少女のおねしょシーンから始まり、特訓という名目でおねしょの後始末をされるお着替えシーンへとテンポよく進む。
ムダな場面を徹底的に省き、オモラシスト達がキュンとするであろう(この場合はオネショストかな?)展開をこれでもかと魅せてくれる。
大切なおねしょの風景描写も細かく書き込み、さらに心理描写にも余念がないため終始オネショっ娘の可愛いさと庇護欲を掻き立てる主人公の健気さを楽しむことが出来るのだ。

さらに、おおぬまさんのイラストがよくマッチしており、「こんな絵でオネショ絵が見たい!」と思われる場合でポンとイラストが出てくる様は、バレーのトス→アタックのようで気持ちがいい。

特に表紙、裏表紙のイラストが素晴らしい。
寝起き早々絶望に突き落とされる場面に、ベランダに世界地図が描かれた布団を干し、早く乾いてと願う羞恥の表情。

とにかくおしっこ好きのツボを、押さえに押さえて押さえまくった作品なのだ。


モノクロなのを残念がる人がいるかもしれないが、これでいいのかもしれない。
あまりに描きすぎると〝妄想する〟という一番の楽しみを奪ってしまうかもしれないからだ。
シリーズの四作目ということだが…もし前作や続編があるのなら読みたい。
勿論、イラストはおおぬまさん続投を願う。

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プロフィール

Author:屈辱の湖
周りと違う僕はおかしいのだろうか。
こんな性癖誰にも理解されないのではないか。
どうやって新しいオカズを手に入れればいいのか。
分からぬまま悶々と欲望を募らせていましたがーーとうとう見つけました。僕のたぎる思いを満たすことが出来るのは、

〝少女のおもらし〟だと。

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