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おもらし同人誌レビュー②【おねシン!おねしょとシンデレラ 〜アイドルマスターシンデレラガールズおねしょミニ合同〜】(アイドルマスター)

表紙は「本の顔」と呼ばれることがある。書店で本を物色するとき、中身も大事だが、まずは表紙のデザインで決めてしまう人が大半ではないだろうか。
そういう意味では、今作の表紙は一目でそれがおしっこ同人誌であることが分かる、なおかつ男心をくすぐる素晴らしいデザインといえる。
(し〜むすで購入したので、間違えようがないが…)

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今回読んだ『おねシン!おねしょとシンデレラ 〜アイドルマスターシンデレラガールズおねしょミニ合同〜』は、多数のメディアミックスがされているゲーム「アイドルマスター」(以下、アイマス)シリーズの一つ、「アイドルマスター シンデレラガールズ」シリーズの2次創作合同誌で、全編おねしょストーリーで占められています。

…そういえば、前回(第一回)もおねしょ創作だった辺り、自分は〝おもらし〟より〝おねしょ〟派なのかもしれませんね。

おねしょは、睡眠中におしっこをしてしまう行為で、度々発生すれば病気扱いされることもあるとか。しかし、年齢・性別問わず睡眠中に尿意を催すのは当たり前のことなので、可愛いらしい少女から成人したクールビューティな女性まで失敗してしまうことは何らおかしくないはず。
つまり、今作で描かれるおしっこでグショグショに濡れた布団、パジャマや下着を身につけて、この世の終わりのような絶望めいた羞恥の表情で恥じらう姿は、フィクションでもあり、ノンフィクションであるのかもしれない。
こう考えると、昂ぶる興奮を抑えきれなくなってしまうーー

このままもっと、おねしょ談義に華を咲かせたいのですが、それはまた別の機会で。

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さて、ここで一つ問題が。
何を隠そう、自分は「アイマス」について全く知識がなく、そのキャラクターも一人も知らないのです。そのため、登場する女の子達を逐一調べながら読み進めていましたが、これだと読むテンポが悪くなります。

そのため、今作の肝は『元ネタを知らなくても、おねしょ描写で興奮出来たか否か』に委ねられることになりました。

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読後の結論を言うと、「悪い作品は無かったが、興奮出来た作品と出来なかった作品でパックリ別れてしまう」こととなりました。

個人的に厳選して書かせて頂くと、まず僕なりの合同誌一番の功労者は、表紙イラスト、そしてトリの作品を飾った〈あぽてぃ〉様(作品のみの話)です。

表表紙は、宿泊先での三人のおねしょっ娘(当然誰かは分からない)という素晴らしいシチュエーション。一人は寝起きで自身の失敗に気付き青ざめ、一人は気付いてはいるがその事実を受け入れたくないかのように汗水を垂らし、もう一人は未だ夢の中。
この後の悲劇的な展開に興味を惹かれるし、何より彼女達の羞恥に歪んだその表情は情欲を注ぐ。何より、オシッコでビショビショに濡れたその悲惨な下半身が素晴らしい。

中心の彼女は、真上からのアングルのため、オシッコで濡れたがパンツと太ももを浮かび上がらせ、染み具合から盛大にやらかしてしまった感が強い。
左手の女の子は、股間部分を布団で隠しているが、代わりにオシッコで黒ずんだお尻を読者に向けており、まさに「頭隠して尻隠さず」といったところ。
未だ眠ったままの彼女は、豪快に浴衣がはだけてしまい、パンツから漏れ出るオシッコとたくましい太ももの下のオシッコの跡を惜しげも無く晒している。起きた後の反応が楽しみ。

出来ることなら、このイラストを挿絵に『この三人にドッキリカメラを仕掛けたところ、とんでもない現場に遭遇してしまった…』的な小説を読んでみたい。


そして、〈あぽてぃ〉様は小説「広がる、グラデーション」もまた良かった。
ヒロインはロックが好きな少女・多田李衣菜。何をするにもロックか否かで行動を正当化する。テスト中にオシッコを我慢するために、股の間に手を入れるのも……ロックらしい。とにかく何とかテストを乗り越えトイレに向かい、何とかオシッコをすることは出来たが……やはり、というかお約束のオチが待っていた。
ストーリーに新鮮味はないが、オシッコ小説としては充分過ぎる程の及第点だろう。可愛い少女がオシッコを瀬戸際まで我慢し、気持ち良さそうに排尿するまでの流れが、とてもテンポが良い。
サイキックネタについては……まぁ、話の展開としては仕方ないことか。
そして最後は、彼女が布団の上で恥ずかしげに悶えて、それを仲間にバッチリ目撃されてしまう。そこに、挿絵を入れてくれるのはありがたい。オシッコの失敗を誰かに見られる瞬間程恥ずかしいものはなく、またこの瞬間のイラストが見たい! という読者の期待に答えてくれる。
とにかく、本作の「トイレに向かう彼女の心の葛藤」は見所なので、是非一度ご愛読を。

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もう一作、印象に残ったのは発行者でもある〈放浪猫〉さんの作品、「鷺沢文香、19歳、アイドル、夜尿症。」。
本作はおねしょ小説というより、青春小説の匂いを感じました。単純なオシッコ小説にジュブナイル要素を加えると、両者が散漫になってしまいがちだが、本作は「一人の少女が一歩を生み出すことで、自分の短所を受け入れ乗り越えていく姿を描いた教訓めいたストーリーになっており、何よりヒロインの鷺沢文香への愛が感じられる。
決してお世辞を言っているわけではないが、ただのファン向けのH小説ではなく、おねしょという媒体に真正面から取り組み、アイドル小説として料理する、という意気込みを一番感じたのが今作でした。

文学作品として評価されても、良いかもしれません。


他の作品も名シーンが多いが(特に〈ほまれ〉先生のイラスト)……今回のレビューはここまでにしておくことに。

前述した『元ネタを知らなくても、おねしょ描写で興奮出来たか否か』は、ひとまずの成功を収めたと思いますので、知らない人でも買うことをオススメします。
もしかしたら、今作でアイマスファンに目覚めるという方もいるかもしれません。

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Author:屈辱の湖
周りと違う僕はおかしいのだろうか。
こんな性癖誰にも理解されないのではないか。
どうやって新しいオカズを手に入れればいいのか。
分からぬまま悶々と欲望を募らせていましたがーーとうとう見つけました。僕のたぎる思いを満たすことが出来るのは、

〝少女のおもらし〟だと。

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