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エッセイ《2》 おもらしフェチは我慢から

前回のエッセイで、僕の周りでおしっこを我慢出来ずおもらししてしまう娘はいなかったと書きました。しかし、心をときめかす瞬間は少なくなかったのです。

思い出すのは、高校時代の授業中。「先生、トイレ!」と手を上げる女子生徒に「もうすぐ終わるから、我慢しなさい」と厳しい言葉を返す先生。すると、よほど切羽詰まっていない限り「え〜!漏れちゃうよ〜笑」とスカートを押さえながらおどけて返事をする娘が何人かいました。例え本心では無いにしても、女子の口から「漏らす」という言葉が出るだけで、僕は身体が熱くなったものでした。

その娘がトイレに行って帰ってきた後に、こんなやり取りがありました。

「お帰り〜、遅かったけどどうしたの? もしかして、間に合わなかったとか〜笑?」

これだけでも十分なのに彼女らは、

「アハハ! そんなわけないじゃん笑!」

「本当〜? 怪しいな〜。それ〜、パンツチェック!!」

「ちょっと〜、止めてよ〜!笑」

……すいません、もうお腹いっぱいです。もし本当にその娘が間に合ってなくて、パンツに染みが広がっていて……なんて想像したら、教室内で鼻から流血していたかもしれません。

他にあったのは、小学生時代の修学旅行です。よくおもらし小説内では、おねしょ(夜尿症)の心配ある生徒は、他の生徒と別室で寝る決まりがあるものです。小学六年生のとき、僕のクラスにおねしょの心配のある娘は一人もいなかったのですが、旅行中に一人の女の子が体調を崩し、他の娘とは別室で寝ることになったのです。皆心配していましたが、僕は一人「もしかしたら彼女はおねしょが治ってなくて、別室で眠る嘘をつくりたかったのかもしれない……」と、一人の娘が失敗して大泣きしてしまう絵を思い浮かべてニヤける悪い子供でした。

そんな僕が、初めて女性の〝おしっこ我慢〟に触れたのは小学四年生の頃でした。

その日は遠足で、僕の横に座ったのはあまり話したことのない大人しい女の子。当然会話が弾むこともなく、僕は前後に座る男子らと話していました。しかし、ふと横を見るとその娘が少し苦しげな表情をしていることに気付きました。僕は心配して話しかけると、「ウゥン……何でもない、大丈夫」と、とても大丈夫ではない言葉づかいで答えられました。しかし、それ以上は何も聞けず、黙って前を向いていました。すると五分後、チョンチョンと肩を叩かれこう囁かられました。

「どうしよう……おしっこ、したい……」

その娘は大人しい娘でしたが、決して可愛くないわけではありませんでした。そんな娘が頬を朱らめて、唯一話が出来る自分に尿意を告白する。そのアンバランスさに、少し心がときめいてしました。先生に言おうかと僕が聞くと、恥ずかしいからヤメて、と断られました。そりゃそうかと思いましたが、彼女はスカートの上から手で大切なところを押さえて必死に堪えていました。ひょっとしてこのまま漏らしてしまうんじゃ……と思いましたが、その前に目的場所に着き、彼女は乙女の尊厳を守ることが出来ました。

それから彼女とは話していませんが、良くも悪くも自分をこの世界に足を踏み入れるきっかけをつくってくれた彼女には感謝しています。

記、屈辱の湖(2月26日)

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プロフィール

Author:屈辱の湖
周りと違う僕はおかしいのだろうか。
こんな性癖誰にも理解されないのではないか。
どうやって新しいオカズを手に入れればいいのか。
分からぬまま悶々と欲望を募らせていましたがーーとうとう見つけました。僕のたぎる思いを満たすことが出来るのは、

〝少女のおもらし〟だと。

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