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《27》【僕のジョボ女簿日誌】 「第一話 学園(エデン)は檻の中」 (6)ー1 由々

朝の職員会議は重苦しい空気に支配されていた。本来なら業務連絡と、近々結婚する予定の先生からその報告があったらしいが、その全てが変更された。

「……各SNS等への違反報告は既に行っていますが、削除依頼の方が滞っています。会社の方に直接連絡してみたのですが、少なくとも半日はかかるとのことです」

切れ長の眼差しを吊り上げた、神経質そうな印象の長身男性ーー敷島(しきしま)先生の報告が終わると、あちこちで溜め息が漏れた。
先生は一年生の情報処理の授業、並びに学内のパソコン等の器械全般の管理主任を任されている。そのため、SNS等への情報拡散を防ぐように命じられたらしいが、状況は僕達が思っている以上の事態へと発展しているようだ。

「築月先生。分かっていると思うが、これは由々しき問題ですよ……」

漆金学園の職員室は、明るくて広々としている。僕が現役バリバリの学生だった頃の暗くてゴミゴミした感じとは真逆で、まさに「お金をかけた」つくりになっている。机の配置は、教室で給食を食べるときに班同士で机を向かいあわせるように並べたものに近いが、狭くなく解放感に溢れている。一人一台ずつノートPCが配置されているし、学年ごとの大きな納品棚もあれば、会議用スペースが三箇所もある。従来とは趣の違う職員室を持つ我が校は、近隣の学校の先生方から羨望の眼差しで見られている。
……不本意にも、僕は今その職員室の中心立たされているのだが。

「一週間前は会議中に軽く触れた程度に留めたけど、今回はそうもいかなくなったよ。一年生は既に浮き足立っているし、下手をすればマスコミにも騒がれる……」

「校長先生! 今問題なのは、そこではありません!!」

職員室を見渡せる机の椅子に座するのは、木船(きふね)校長先生。その傍らに立ち大声を張り上げたのは、全体的にゆとりのあるスーツに身を包んだ年配の女性・岡教頭である。そして、彼らと対峙する形で立たされているのが、僕こと築月太郎である。

「築月先生。素直に申し上げて下さい。1ー3組では〝いじめ〟があったのですか?」

その言葉に、教員一同の中にピリリと凍り付くような空気が流れる。やはりきたか。
近年、メディアに多く取り上げられるようになった学校内のいじめ問題。最近では特に激しさを増し、それが明らかになったときその学校は非難の的にされる。
歴史ある学園に傷を付けたくない教頭は、常日頃から「問題は起きる前に抑止すること」を口癖のように僕らに言いつけているのだ。しかし、この世に永遠はない。いつかは破られるときがくる。
明らかな個人攻撃を目的とした黒板の落書きが発見され、一年生が騒ぎ始めたのがつい三十分前。それからは怒涛のように時間が過ぎていった。一学年担当の先生方が集まり生徒らを落ち着かせた後、すぐさま黒板の清掃に取り掛かった。自分のクラスの生徒はひとまず別の教室へと移動させ、倒れていた桃瀬は矢行先生の付き添いの元、保健室へと運ばれた。
その後すぐに緊急職員会議が始まったのだ。

「確かに、一週間前にウチのクラスの女子生徒が、授業中に……失敗してからは、多少浮き足立ってはいました。しかし、いじめなんてことは……」

まるで尋問を受ける被告人のような気分だった。

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Author:屈辱の湖
周りと違う僕はおかしいのだろうか。
こんな性癖誰にも理解されないのではないか。
どうやって新しいオカズを手に入れればいいのか。
分からぬまま悶々と欲望を募らせていましたがーーとうとう見つけました。僕のたぎる思いを満たすことが出来るのは、

〝少女のおもらし〟だと。

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