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短編小説《1》・神様この人でしょうか?(3)

買い物開始から一時間弱。まだ事務用品コーナーしか回れていなかったが、中田をオトすチャンスは何度かあった。真紀は目的の品を選ぶ際、出来るだけ下の棚の商品から選んだ。当然しゃがみこんでいるため、フレアスカートの裾はずり上がりニーハイの先の太腿が露わになる。綺麗な脚だと、同姓からも何度も褒められているのだ。自分でも惚れ惚れする美しさに、どうだという顔で中田を見上げだ。真紀の量感のある太腿に、彼の目線は注...

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短編小説《1》・神様この人でしょうか?(2)

「会社の備品をいくつか買わなきゃいけないの。大きい物もあるから手伝って」それが中田を休日デートに誘う口実だった。勿論それが本当の目的ではない。真紀はコーディネートに力を入れた。今までの男は、知的で上品なオーラが出ている女性を好んでいた。恐らく中田は今までとは違うと睨んだ。私服は黒いニットのセーターにツイード素材のフレアースカート。丈も膝上にして、自慢の太腿を存分に見せつけてやろうと思った。さらに、...

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短編小説《1》・神様この人でしょうか?(1)

そういえば今日の朝の占いで〝デートには不向きな日〟って言ってたなぁ。スピリチュアルなことはあまり信用していない真紀も、今日ばかりは心の中で詫びた。そして懇願した。早くこの状況を何とかして下さい、と。彼女は今、デパートのエレベーターという無機質な銀色の箱に閉じ込められていた。故障か何かは知らないが、非常ボタンを連打しても一向に返事はない。何してんの! こういうときのための警備員じゃない! どうやって助...

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プロフィール

Author:屈辱の湖
周りと違う僕はおかしいのだろうか。
こんな性癖誰にも理解されないのではないか。
どうやって新しいオカズを手に入れればいいのか。
分からぬまま悶々と欲望を募らせていましたがーーとうとう見つけました。僕のたぎる思いを満たすことが出来るのは、

〝少女のおもらし〟だと。

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