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《107》【僕のジョボ女簿日誌】 「第二話 姉弟・接吻(シスター・キス)」(3)ー16 小型

(……やっぱり何もない)

俺は緊張を解きながら立ち上がり、その個室内を徹底的に隅々まで調べた。
しかし、何も見つからなかった。

(やっぱり、僕の思い過ごしか……)

僕は安堵しながら、そのトイレから出ようとした。矢行先生への謝罪の言葉を考えようとしたところで、あるものが目に入った。

(……コンセント?)

それは、丁度白便器のすぐ横のタイルに備え付けられていた電気コンセントだった。入ったときは見逃していたが、考えるとおかしい。だって、学校のトイレにコンセントなんて。デパートや公共の場所ならたまに見たことがある。でも、ここは高校だ。

ーートクン……トクン……

心臓の鼓動が早くなる。
緊張。
不安。
色んな感情が交じりあった嫌な気持ち。
まさか、そんなまさか。
口では否定しながらも、体は勝手に動き始めていた。僕はそのコンセントへと手をかけた。そして。

ーーベリッ

少し力を入れただけで、コンセントは〝剥がされた〟。あっけなく。とても簡単に。それを裏返して、そこにあるものを自分の瞳のスクリーンに映した。

「先生、見つけましたよ」

僕はヨロヨロとトイレが出てくると、右手に持ったそれを差し出した。彼女はそれが何か気付くと、息を飲みながら目を大きく見開いた。


「おそらく、小型カメラだと思います。多分〝盗撮用〟の」

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Author:屈辱の湖
周りと違う僕はおかしいのだろうか。
こんな性癖誰にも理解されないのではないか。
どうやって新しいオカズを手に入れればいいのか。
分からぬまま悶々と欲望を募らせていましたがーーとうとう見つけました。僕のたぎる思いを満たすことが出来るのは、

〝少女のおもらし〟だと。

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