2ntブログ

記事一覧

初めてのコミケは波に飲まれて 〜コミケ会場はお漏らしを目撃しやすいというのは都市伝説だったんだね〜

8月13日の日曜日、僕は初めてコミックマーケット(以下、コミケ)に参加するために東京・有明は東京ビッグサイトに向かいました。
宅が東京にあるため、夜行バスを利用。慣れなさ故に、体調面に若干の不安も抱えつつも、初めて見るビッグサイトの外観はまるでRPGのボスキャラの城のようだと子供みたいな感想を呟くと共に、自宅から見える田園風景を懐かしくも思ったり。
事前の下調べで、朝から並ぶと待ち時間が長いこと、水分補給、暑さ対策は徹底的にとっておこうと考えていたので、スポーツ飲料のペットボトル二本、濡れタオル、暇つぶしの文庫本を持参。しかし、虫対策を怠っていたために、東京の蚊・ハエらに、文字通り寄ってたかられたのを、東京の洗礼と思ったり。
朝10時コミケ三日目開幕。僕と共に並んでいた、全国から集まったであろう同志達が大雨のような拍手を。僕もそれに習って手を叩いた。その瞬間人の波が動き、大きなビッグウェーブに。抗う術も力もない僕は、波に流されるまま、浸る間もなくビッグサイト内へ。
SNS等でおもらし関連の作品を出店されているサークルの場所は文字の上では把握していたが、そこは初めてのコミケ。地図の読み方が分からないまま、迷って迷って迷いまくってようやく「小林おかし」氏の元へ。
Twitterで少しだけ絡ませてもらったこともあり、少しだけ会話に花が開けた(気がする)。お二方本当にありがとうございました。新作含め二冊を購入。
続いては「金森ろりぐ」氏。こちらは、僕が趣味として描いているおもらしイラストを褒めて頂き、すごく嬉しく感じました。イラストは、小説の息抜きにでも思っていたのですが、小説よりTwitterのいいね!が多いという事実。そこは少しだけ複雑。でも、嬉しかったです。こちらも作品を購入。
続いては、サークル名「AirFLUTE」様へ。おしっこ我慢のメカニズムを科学的に取り扱うという、非常に興味深い紹介本でした。今後の創作の参考になればと思い購入。
そして、僕が今回最もお会いしたかった「志月さら」氏の元へ。〝女の子がおもらしする恋愛小説〟という、おもらし系小説ファンとしては夢のようなテーマで小説を執筆されている方で、何度もネットで拝見させて頂いてました。是非一度お会いしたく、ビッグサイト内を彷徨って彷徨ってようやく発見。口下手なりに激励してみたのですがーー上手く伝えれているか不安。
この後、個人的なファンということもあり、「よむ」氏の作品や「40原(しまはら)」氏の作品を購入させて頂いたところで……自由に使えるお金がもうゼロ。
そのため、「つっつ」氏の新作やしーむす作品は購入出来ませんでした。本当にすみませんでした。
しかし、折角なので残り少ない時間で会場内を散策することにしたんですが、様々な同人誌があることにビックリ。一つ一つは僕の趣味とはかけ離れていたのですが、もしかしたら今後の参考になるかもしれない作品も置かれており、どうしてもっとお金を貯めておかなかったのかと何度も後悔した限り。
16時、コミケ終了。合図の音楽が流れた瞬間、割れんばかりの拍手と締めの音頭。まさにビッグサイトが一体となった瞬間だった。

◆◆

初めてのコミケ。その全てを見ることなく終わってしまった(17時までやってるものだと勝手に思い込んでいた)。
しかし、会場内を埋め尽くす大勢の人々。イッちゃってるのかと勘ぐりたくなる、まるで戦に向かわんとする人々の瞳。その根底にあるのは、自分の好きなサークルの作品を手に入れたいという願望、一般の人からすれば下心にしか見えない。だが、今日程沢山の人間が同時に一体になっていた瞬間があっただろうか。
イベントが終われば、皆自分の現実に帰っていく。しかしあの一瞬、会場に並び、会場を走り、会場で迷い、会場で至福の瞬間を育んでいたあの瞬間だけは。細かい目的は違えど、その先にあったゴールは間違いなく同じだったであろう。

(8月18日 著)

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Author:屈辱の湖
周りと違う僕はおかしいのだろうか。
こんな性癖誰にも理解されないのではないか。
どうやって新しいオカズを手に入れればいいのか。
分からぬまま悶々と欲望を募らせていましたがーーとうとう見つけました。僕のたぎる思いを満たすことが出来るのは、

〝少女のおもらし〟だと。

Twitter
https://twitter.com/mashiroirosymp1