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《13》【僕のジョボ女簿日誌】 「第一話 学園(エデン)は檻」 (3)―4 根詰

「私が何も言わなければ、直ぐにでも校長先生に伝えるつもりだったでしょうね、あの娘。悪い娘じゃないんだけど、堅物過ぎるっていうか」

矢行先生はポケットからタバコを取り出して火をつけた。
「教師が校内でタバコを吸ってもいいんですか?」なんて聞かない。いや、聞けない。何も言わないからこそ、彼女は僕の前でのみ吸うことが出来るのだ。

「あの娘がいると、タバコも吸えやしない。ルーキー君もどうだい?」

青少年を非行へと導く一端になっている代物を、同僚である僕に薦める。当然僕は断わった。

「若いねぇ。ルーキー君くらいの年代は、もっと肩の力を抜いてもいいのよ。根詰め過ぎると挫折するのも早いしね。……彼女は、根詰め過ぎたのね」

矢行先生は一人でブツブツ言いながら、伊庭先生がさっきまで座っていた椅子に腰掛けた。〝彼女〟とは。

「それで……桃瀬さんはどうでしたか?」

あの後矢行先生に全てを任せ、僕らは自分達の教室へと戻った。教壇に立ち、桃瀬の席を見ると水たまりは綺麗に拭きとられていた。
不自然なタイルの光を残して。

「帰りのホームルームで、『桃瀬さんのことをからかわないように』と一応忠告はしておきましたが……」

「そんなの無駄よ。あの年代の子供は、他人よりも優位でいたいっていう気持ちが強くなる時期なんだから。他人の弱みを握ったら、興味がなくなるまでとことんやり尽くすわ。しかも、彼女――クラスで少し浮いてたんでしょ?」

桃瀬来久美(ももせらくみ)は、責任感の強い子だった。誰もやりたがらなかった委員長の椅子を心無い推薦から、半ば強引に押し付けられても、弱音一つ吐かずやり遂げていた。
両親は共働きで海外に赴任しており家にいないため、週に二回程家政婦を雇っているとか。そのため、何かと目立ってしまう彼女のことを陰で良く思わない人も当然存在したはず。

「ホームルームで言った逆にマズいわね。火を付けることになるかもね」

僕の気遣いが余計なお世話になってしまったのかもと知り、さらに肩を落とす。

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Author:屈辱の湖
周りと違う僕はおかしいのだろうか。
こんな性癖誰にも理解されないのではないか。
どうやって新しいオカズを手に入れればいいのか。
分からぬまま悶々と欲望を募らせていましたがーーとうとう見つけました。僕のたぎる思いを満たすことが出来るのは、

〝少女のおもらし〟だと。

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