《51》【僕のジョボ女簿日誌】 「第一話 学園(エデン)は檻の中」(9)ー6 決意
- 2017/04/29
- 00:28
僕は困り顔で立ち尽くす彼女の腕を掴むと、引きずるように少しずつ歩を進め始めた。
「え……でも……オシッコが……見られちゃう」
彼女も一緒に歩き始めたが、その足取りは重い。僕は彼女に合わせるようにスピードを落とす。
「大丈夫、こんな時間だよ。見られても気付かないよ。家に帰ったらすぐにシャワーを浴びて、今日はもう遅いからーー」
「オシッコパンツあげるからね」
彼女は僕に腕を絡ませてきた。彼女の不安げな吐息が耳元に触れる。
彼女が何か話しかけてきたが、僕はそれを無視して頭の中で決意を固めていた。
そうだ、迷うことない。明日少し謝るだけでいい。それで周りが納得するなら、それでいいじゃないか。
僕は守らなくちゃいけない。自分の生活を。自分の日常を。そして、自分の姉と〝なった〟この女性(ひと)を。
「オシッコジーンズもあげる。オシッコ靴下もあげる。一緒にシャワー浴びよう? オッパイ触っていいから。お尻揉んでいいから。アソコもいっぱい見てもいいから。だから」
「志美子」
僕は歩みを止めないまま、彼女に話しかける。彼女は急に名前を呼ばれビクッとしたが、
「とにかく今は、早く家に帰ろう。ね?」
その言葉と僕の表情を見て、安心したように顔をほころばせた。そして、自分の首をコテンと僕の肩に預けてきた。
アパートの玄関口の壁に付けられた鏡が、彼女の姿を映し出す。彼女のジーンズの後ろは、可哀想なくらいグッショリと濡れていた。
「え……でも……オシッコが……見られちゃう」
彼女も一緒に歩き始めたが、その足取りは重い。僕は彼女に合わせるようにスピードを落とす。
「大丈夫、こんな時間だよ。見られても気付かないよ。家に帰ったらすぐにシャワーを浴びて、今日はもう遅いからーー」
「オシッコパンツあげるからね」
彼女は僕に腕を絡ませてきた。彼女の不安げな吐息が耳元に触れる。
彼女が何か話しかけてきたが、僕はそれを無視して頭の中で決意を固めていた。
そうだ、迷うことない。明日少し謝るだけでいい。それで周りが納得するなら、それでいいじゃないか。
僕は守らなくちゃいけない。自分の生活を。自分の日常を。そして、自分の姉と〝なった〟この女性(ひと)を。
「オシッコジーンズもあげる。オシッコ靴下もあげる。一緒にシャワー浴びよう? オッパイ触っていいから。お尻揉んでいいから。アソコもいっぱい見てもいいから。だから」
「志美子」
僕は歩みを止めないまま、彼女に話しかける。彼女は急に名前を呼ばれビクッとしたが、
「とにかく今は、早く家に帰ろう。ね?」
その言葉と僕の表情を見て、安心したように顔をほころばせた。そして、自分の首をコテンと僕の肩に預けてきた。
アパートの玄関口の壁に付けられた鏡が、彼女の姿を映し出す。彼女のジーンズの後ろは、可哀想なくらいグッショリと濡れていた。