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記事一覧

《51》【僕のジョボ女簿日誌】 「第一話 学園(エデン)は檻の中」(9)ー6 決意

僕は困り顔で立ち尽くす彼女の腕を掴むと、引きずるように少しずつ歩を進め始めた。「え……でも……オシッコが……見られちゃう」彼女も一緒に歩き始めたが、その足取りは重い。僕は彼女に合わせるようにスピードを落とす。「大丈夫、こんな時間だよ。見られても気付かないよ。家に帰ったらすぐにシャワーを浴びて、今日はもう遅いからーー」「オシッコパンツあげるからね」彼女は僕に腕を絡ませてきた。彼女の不安げな吐息が耳元に触れ...

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《50》【僕のジョボ女簿日誌】 「第一話 学園(エデン)は檻の中」(9)ー5 羞恥

「私、心配で、何も……手に付かなくって……心配で……」呼吸が整ってきたと思ったら、彼女の身体が小刻みに震え始めた。脚の内側を擦り合わせながら、苦しそうに表情をゆがめる。「シミ姉、どうしたの?」端から見ても彼女の身に何か異常が起きたとしか思えない。話しかけた矢先、頭の中に浮かぶものがあった。それを口に出す前に、彼女が先に声を上げた。「トッ……トイレに行きたい……」彼女は恥ずかしそうに自分の尿意を訴えてきた。や...

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《49》【僕のジョボ女簿日誌】 「第一話 学園(エデン)は檻の中」(9)ー4 本心

『一つ助言してあげる。あなたは心の底で、どうして自分がこんな目に合わなくちゃいけないのか、そう思ってるはずよ。今の状況、少しは責任があるかもしれないと思う反面、一番悪いのは別にいるのに、とも考えているはず。だから納得いってないんでしょう?』「…………」彼女は全て分かっていた。いつもそうだ。彼女は、状況把握能力に長けており、誰かに聞かずとも何でも、全てを分かっているのだ。そして今も、僕の心情を的確に当て...

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《48》【僕のジョボ女簿日誌】 「第一話 学園(エデン)は檻の中」(9)ー3 命令

曾相操華(そそうそうか)。それが彼女の名前。物心ついたときからいつも隣にいた、いわゆる幼馴染というヤツで、彼女は当時から美しかった。幼稚園で既にそのダイヤの原石は輝いており、同級生は勿論のことその保護者からも羨望の眼差しを集めていた。さらにそれを鼻にかけるわけでもなく、協調性があり頭の切れる娘でもあった。それは小学生になっても変わらず、学級委員を始め、生徒会に何度も任命されていた。絵に描いたような...

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《47》【僕のジョボ女簿日誌】 「第一話 学園(エデン)は檻の中」(9)ー2 月明

自分の行いが悪かったせいなのか。生徒に肩入れし過ぎず、淡々と日々の業務をこなしていけばこうはならなかったのかもしれない。イヤ、それでも桃瀬さんが苦しんでいるのに気付かなかったはず。結局は一緒だ。「どうしたら、いいんだろう……ね?」誰に話しかけたわけでもない。とにかく誰かに聞いてもらいたくて、誰もいない公園に問いを投げかけたーーつもりだった。『逃げちゃえばいいじゃない』意外なところから返事が来た。一つ...

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プロフィール

Author:屈辱の湖
周りと違う僕はおかしいのだろうか。
こんな性癖誰にも理解されないのではないか。
どうやって新しいオカズを手に入れればいいのか。
分からぬまま悶々と欲望を募らせていましたがーーとうとう見つけました。僕のたぎる思いを満たすことが出来るのは、

〝少女のおもらし〟だと。

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https://twitter.com/mashiroirosymp1