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《58》【僕のジョボ女簿日誌】 「第一話 学園(エデン)は檻の中」(10)ー6 三回

僕は、彼女を気遣うように正直に答えたつもりだったが、彼女はより赤面してしまったような気がする。だが、それは本心だった。一般的に人の排泄物は汚いものとされているはず。しかし、自然と彼女のそれはそんな風に感じなかった。だからさっきも、彼女の湖に足を踏み入れたときも何の迷いもなかった。「築月先生……!」そんな中、ようやく群衆の中から一人の男性が飛び出した。青ざめた表情の校長先生だった。意外だな、どうせ教頭...

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《57》【僕のジョボ女簿日誌】 「第一話 学園(エデン)は檻の中」(10)ー5 姫様

◆◆「桃瀬さん……!!」伊庭倫子は周囲の混乱の中、冷静に事態を判断すると、すぐに彼女に駆け寄ろうとした。またやってしまったのだ。自分のクラスの女子生徒・桃瀬楽久美が。お漏らしを。オシッコ失敗を。 何があったのかは分からないが、助けなくては。彼女のクラスを受け持つ者として。しかし、その身体は片腕の不快な痛みによって止められた。「リンコちゃん、待って」彼女の腕を掴んだのは、隣に立っていた矢行翔だった。女性...

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《56》【僕のジョボ女簿日誌】 「第一話 学園(エデン)は檻の中」(10)ー4 異変

◆◆広い体育館を静寂が支配する。こんなに人口密度が高いのに、言葉を発する者は誰もいない。何故なら、声を出す権利を与えられているのは僕だけだから。僕は覚悟を決め、スタンドマイクを丁度良い位置にセットする。準備は整った。原稿が脳内ディスプレイに表示される。そのときーー。「ちょっと……何……? ……イヤァ……!!」沈黙が破られた。僕じゃない。女の子の高い声だった。すると、これに呼応するかのように。「何……何……」「ウ...

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《55》【僕のジョボ女簿日誌】 「第一話 学園(エデン)は檻の中」(10)ー3 視線

兎にも角にも、僕は校長と入れ替わりで壇上に立つこととなった。演台までの距離がとてつもなく長く感じる。数百人の生徒と教員の視線に押し潰されないように、足に力を入れ一歩一歩踏み出していく。壇上に立つと、分かっていたことだが沢山の人間と真正面から対峙することになる。ある者は好奇の目で、ある者は哀れむような目で、またある者は欠伸をしながら興味のない顔つきで。注目を集めるとはこういうことなのか。……あのときの...

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《54》【僕のジョボ女簿日誌】 「第一話 学園(エデン)は檻の中」(10)ー2 壁際

絞り出すような、考えた末の言葉のようなトーンの声音で彼女は言った。「私は大丈夫だから。もし、私のせいで太郎が本当にやりたいことが出来ないのなら、私は気にしなくていいから。私は大丈夫よ、何があっても。だから……」「シミ姉」僕はつとめて平静を装いながら、彼女に顔を向けた。「何言ってるの? 僕は平気だよ。それより、今日は昨日みたいに遅くならないから。あ、そうそう」再び出て行こうとしたところで、僕は思い出し...

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プロフィール

Author:屈辱の湖
周りと違う僕はおかしいのだろうか。
こんな性癖誰にも理解されないのではないか。
どうやって新しいオカズを手に入れればいいのか。
分からぬまま悶々と欲望を募らせていましたがーーとうとう見つけました。僕のたぎる思いを満たすことが出来るのは、

〝少女のおもらし〟だと。

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https://twitter.com/mashiroirosymp1