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記事一覧

《111》【僕のジョボ女簿日誌】 「第二話 姉弟・接吻(シスター・キス)」(4)ー4 琴線

花苗さんの呼びかけに彼女は答えることなく、気の強そうな瞳で僕を見た。非常に大人びた娘だった。歳はいくつだろうか、制服を着ているということは中学生以上なのは間違いない。よく見ると、瞳が長いまつ毛に縁取られている。化粧までしているということはもっと上、高校生くらいかもしれない。「志美子! 何だその、口の聞き方は!? お母さんに対して!!」「見栄晴さん、別にいいのよ。志美子、この子は太郎君よ。ホラ、前に話...

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《109》【僕のジョボ女簿日誌】 「第二話 姉弟・接吻(シスター・キス)」(4)ー2 豪邸

僕は震える手のひらを強く握り締め、秘めやかな野望をメラメラと燃やしている彼の瞳を見ながら言った。「ご心配いりません。築……いえ、お父さん」初めて使う言葉にむず痒さを感じながら、僕は自分を支えるように膝を強く叩いた。二人だけの空間に、とんでもない緊張感が走る。「この度は僕を選んで頂き、本当にありがとうございます。僕は……一日でも早くお父さんのお仕事をお手伝い出来るように、精進したいと思います」探るような...

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《108》【僕のジョボ女簿日誌】 「第二話 姉弟・接吻(シスター・キス)」(4)ー1 白紙

高級車って対面式なんだな。それが僕の最初の感想だった。お抱えの運転手に運転を任せ、自分は後部座席に乗るような人だ。さぞ内装も凄いんだろうなと思っていたが、広々とした空間に二人ずつ対面式の座席とは思っていなかったので、乗車する前から既に驚いていた。肘掛けのところには、ワイングラスも取り付けられており、仕事で使用するのかPC等も装備されている。またエンジン音や路面の振動も少ないく、周りの風景が進んでい...

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《107》【僕のジョボ女簿日誌】 「第二話 姉弟・接吻(シスター・キス)」(3)ー16 小型

(……やっぱり何もない)俺は緊張を解きながら立ち上がり、その個室内を徹底的に隅々まで調べた。しかし、何も見つからなかった。(やっぱり、僕の思い過ごしか……)僕は安堵しながら、そのトイレから出ようとした。矢行先生への謝罪の言葉を考えようとしたところで、あるものが目に入った。(……コンセント?)それは、丁度白便器のすぐ横のタイルに備え付けられていた電気コンセントだった。入ったときは見逃していたが、考えるとお...

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《106》【僕のジョボ女簿日誌】 「第二話 姉弟・接吻(シスター・キス)」(3)ー15 金隠

僕は少し身構えながら、立ち塞がるようにトイレの入口にもたれかかる彼女に懇願した。僕の言葉に、彼女は硬い表情で答えた。やはり無理か、そりゃそうだ。僕はつい今しがた後先考えず、男禁制の女性用トイレに入ってしまい、あろうことか矢行先生の排泄音まで聴いてしまったのだ。白い扉に閉ざされていたとはいえ、上下にはしっかりと隙間もあるし反応から彼女もそれに気付いているはず(何なら、扉を隔てて会話もしたし)。知らな...

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プロフィール

Author:屈辱の湖
周りと違う僕はおかしいのだろうか。
こんな性癖誰にも理解されないのではないか。
どうやって新しいオカズを手に入れればいいのか。
分からぬまま悶々と欲望を募らせていましたがーーとうとう見つけました。僕のたぎる思いを満たすことが出来るのは、

〝少女のおもらし〟だと。

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