《83》【僕のジョボ女簿日誌】 「第二話 姉弟・接吻(シスター・キス)」(1)ー7 妖艶
- 2017/06/21
- 23:24
彼女は僕に背を向けたまま、途切れさせることなく言葉を発し続ける。マズい。始まった。シミ姉の〝自暴自棄マシンガン〟。「も、勿論、お尻だけじゃない……私の身体、最近ちょっと臭ってきてるのが分かる……きっとお漏らしのし過ぎで、身体がオシッコ臭くなっちゃったのかもね。どうしようね、私……」「シミ姉、大丈夫だよ」僕は彼女に聞こえる大きさの低い声でそう呟くと、腕を彼女の腰に回し、目の前の双丘に顔を埋めた。弾力のある...
《82》【僕のジョボ女簿日誌】 「第二話 姉弟・接吻(シスター・キス)」(1)ー6 生暖
- 2017/06/20
- 14:45
彼女はどう思っているのだろう。血の繋がりがないとはいえ、戸籍上は弟となっている僕に。自分の身体を、胸を、お尻を……非常にデリケートなところまで洗わせるなんて。ひょっとして何とも思ってないのかもしれない。母親が子供の身体にベタベタ触られても、微笑み返すかのように。もしかして、そういう癖があるのかも。年下の男に身体を洗わせることに快感を覚えるという。それとも。「じゃあ……洗うね」僕はタオルにボディシャンプ...
《81》【僕のジョボ女簿日誌】 「第二話 姉弟・接吻(シスター・キス)」(1)ー5 妖艶
- 2017/06/19
- 00:05
それでも悲しせうな顔を消さない彼女だったが、僕が少しおどけた口調で両手を上げると、少しだけ顔をほころばせてくれた。そして。「……あ、ありがとう。じゃあ……お願いします」シミ姉は恥ずかしそうにバンザイをすると、僕は彼女のシャツの裾を両手で持って上へ引き上げた。頭が引っかからないように、ゆっくりと抜いていく。現れたのは、花柄の刺繍のデザインの色っぽいブラジャー。「…………」むっちりした谷間が強調されたつくりと...
《80》【僕のジョボ女簿日誌】 「第二話 姉弟・接吻(シスター・キス)」(1)ー4 始末
- 2017/06/18
- 00:15
「僕外に出てるよ。床も掃除しなくちゃいけないし、終わったら言ってね」「太郎」折りたたみ式の浴室の扉から出て行こうとすると、シミ姉にシャツの裾をギュッと掴まれた。振り向くと、彼女は顔を赤らめながら何か言いたそうにモジモジし始めた。「あのね、その」泣きそうな子犬のような表情で僕を見つめながら、その口を開いた。「太郎に……身体、洗ってほしいな……」彼女はもう片方の震える手で、僕の腕を握ってきた。そして、僕の...
《79》【僕のジョボ女簿日誌】 「第二話 姉弟・接吻(シスター・キス)」(1)ー3 水滴
- 2017/06/17
- 12:22
「ゴメンね……またオシッコやっちゃった……パジャマ、ダメにしちゃった……ゴメンなさい……」一向に顔を上げない彼女は、代わりに嗚咽を含んだ謝罪の言葉を何度も何度も口にした。「大丈夫だよ、姉さん。パジャマなんて洗えばすむだけだし、アレだったらいつも通り僕が洗うよ。それよりも姉さんは早くお風呂に」僕がいては邪魔かと思い、出来るだけ穏やかにそれを伝えると静かに立ち上がろうとした。しかし、そこで足首をギュッと掴まれ...